ロンドンでのお仕事事情
少しずつ日が短くなり始めてきました。
夏が終わると、私のロンドン生活もいよいよ
カウントダウンに入ってしまいます。寂しいー!
ということで
今日は私のロンドン生活の中心となっているお仕事のこと♩
ご興味ある方は良かったら読んでみてください〜 ;)
スパの仕事内容
私が働いているHotel SPAは
▽ 地下(Basement)
▽ 1階(Ground Floor)
▽ 2階(1st Floor) の構造で比較的大きめです。
レセプショニスト、セラピストの他に
スパアテンダントという役割もあり、
施術ルームや施設全般、ランドリー管理といった、
スパのお助け係といった感じでしょうか。
電話は1日中ひっきりなしに鳴っているし
1日に使う大量のタオルや、施設の管理など
手が回らないことがほとんどなので、
役割分担はされていますが
大体みんなでそれぞれ助け合っています :)
タオル抱えて階段行ったり来たり、
施術終わったらソッコー綺麗に片付けて
水浸しのジャグジーを大急ぎで原状回復させて
息切らしながらお客様の元へ猛ダッシュ・・・
なんていうのは日常茶飯事!
フランス発祥のホテルなので、挨拶は必ず
「bonjour!」 なんてカッコつけて言わなきゃいけないのですが
満面の笑みを浮かべながら、滝汗 ^^;
▽ 過去に”セラピスト”のことについても書いてますので併せてぜひ♩
トレーニングのこと
一般的なホテルのスパ・サロンは
美容+リラクゼーションを主としているので
セラピストは大概、全般できます。
というか、イギリスのセラピストは(他国もかな?)
リラクゼーション+エステティックが基本。
だから、大体の学校では
アロマセラピーやホリスティックマッサージに加え、
脱毛・ネイル・アイラッシュ・美容フェイシャル(機械含む)
など、それら全てを学ぶことができます。
☝︎ こちらでも触れていますが
NVQ(全国職業資格)レベルに応じて
出来る範囲も変わってきます。
ちなみに私が今取得中なのは
NVQレベル2 General Beauty です*
セラピストとして働くにはまず、
いずれかの有効な資格を取得して面接に臨みます。
就職先のスパによって差異がありますが
そのスパオリジナルのメニューとかもあるので
その場合、トレーニングを受けます。
私が働くスパでは
アーユルヴェーダなど、
各国のインスパイアメニューがあるので
それらの技術トレーニングや
フェイシャルの製品トレーニングも行います。
外部トレーニングに行けたりも。
あと、スパで扱う製品は頑張って売らねばならぬ。
通常のノーマルトリートメントは
皆んなそれぞれ異なっているし、それで大丈夫。
絶対に皆んな同じ手法じゃなきゃダメ!
みたいなことは、全くありません。
(まぁ、そりゃそうよ、皆んな手が違うのだから。)
だから、基本のキ のトリートメントスキルさえあるなら
あとは学ばせて下さい!!!!
って感じでゴリゴリにアピールすれば大丈夫◎
私はそうした、超前のめりで、半泣きで。(笑)
社員と派遣の違い
結構主流なのが、派遣セラピスト。
私が働くスパにもよくいらっしゃいます。
彼らはエージェントに登録して
そこを介して、派遣先へお仕事に行きます。
もらえる額は派遣会社によって違うと思うのだけど
五つ星ホテルに多く派遣されるようなエージェントは
比較的高いのではないでしょうか。チップももらえるし。
ただ、その分めちゃめちゃ働かされている・・・
ある派遣さんはとあるスパで、
休憩ももらえずギュウギュウに予約入れられて
まじであれはしんどかったって言ってました。ブラック・・・
ただ通常派遣さんは、自分のペースでお仕事できるので
フレキシブルな点はとても羨ましい♩
あと色んなスパに行けるので、
なんかすごく経験値上がりそうだし楽しそう!
(実際、皆さん楽しいよ〜って言ってます♪)
ホテルの社員食堂はどこも基本的にフリーなので
色んなホテルのごはん堪能できるのもいいですよねぇ〜
ていうか、社食フリーって
私目ん玉飛び出るくらいビックリしました!!
日本で働いていた大手の老舗デパートでも
社食はお金かかってたよ・・・
社員であることのメリットは
やはり福利厚生、的な待遇ですね。
まずお給料の面では
年収が保証されている+歩合(店販・施術)+チップ
(チップは完全にポケットマネーです☆ わーい)
私が働いている会社(ホテル)は
色んな特典があり、スタッフイベントも多くあります♩
あとこれは、たぶん私がいた環境がちょっと特殊だったのか
今まで私は有給なんて取ったことが一度もなかったのですが
有給はしっかり取れます!
むしろ、早く取りなさい!って促されるくらい(笑)
なんか、友人の話を聞いたりしていて
日本では中々有給が取りづらい、とか
残業は絶対、みたいなことを見たりもしますが
そういう風潮はまるでなく、
そういった意味で、とても働きやすいなと感じます*
いい感じにゆるいし
あまり上下関係も厳しくなく、皆んながフレンドリーで
何かおかしいと思えば、それを言うことができるし
ちゃんと受け止めて答えてくれる。
年齢も性別も国籍も関係ない、
”個性”をすごく大事にしている印象があります。
それは、多国籍文化のイギリスならではなのかな?
履歴書も、性別とか年齢を書く欄がないです。
それは偏見や差別をなくすため。
あと言葉による隔たりも、そこまで酷くはない。
色んな国から来た、英語が話せなかった人たちが沢山いる、
だからなのか割と寛容だし、辛抱強く聞いてくれます :)
(全員ではないけど。 扱いがザツな時も勿論ある・・・)
海外で働く魅力
長くなってしまいましたが
これが主なセラピストとしてのお仕事内容、
ロンドンで働く現状です*
また何か気がついたこととか、面白いこととかあれば
随時更新したいな〜と思っています♩
なんか楽しいですよね、ウラ話的なの。(笑)
時折、海外で就職するためのアドバイスを下さい!と
ご連絡をいただくことがありますが、
個人的に具体的なアドバイスをすることは難しいです。
というより
それは自分で実際に体験していく中で
得られるものだと思うから。
もし海外に行くチャンスがあって
就職したい!っていう強い気持ちがあるなら
それは存分に生かすべき!
そしてその強い決意は、どんな時も自分の支えになります。
最初の一歩は誰でも怖いし
知らないところへ行くのは孤独に感じますが
そんなの最初だけ。
なんで海外に行きたいのか
なんで働きたいのか
どんな自分になりたいのか
そういうことを繰り返し自分の中で問い続けて
周りに流されない、ブレない強い軸を築いていけば
どこでも、なんでも出来ると思います :)
自分の強みも弱みも知って、自分に何ができるのか、
何がしたいのか。英語が話せるとか、技術があるとか、
そういう人は山ほどいる中で、一体自分はどうなのか。
自分の中で答えを明確にしていれば、あとは相手に伝えるだけ。
言葉も大事だけど、それは気持ちだな、って今まで何度も感じてきました。
▽ こちらでは具体的な面接の流れやポイントを掲載しています♩
こんなエラそうに何様だよって感じですよねスミマセン(笑)
私もまだまだ挑戦したいことは沢山あって、
それを出来る環境に、本当に感謝しているし
この自由を目一杯楽しまなきゃ!って感じがしています。
ということで
最後まで読んでくださった方、ありがとうございます*
また書きます ✏︎
先日、晴れた日のHampsted Heath *